今日は一昨年
　　　新築完成したＨ様邸に伺いまして、
　　　ご夫婦に
　　　いままで住んだ感想や家を建てるまでの
　　　苦労話を聞きました。

こうちゃん：家を建てた動機は何ですか？

Ｈ様　　　：夫婦ふたりでの
　　　　　　アパート暮らしは近所付き合いも
　　　　　　うまくいっており問題がなかったのですが、
　　　　　　子供が産まれると近所廻りに気を使うし、
　　　　　　親に子供を預けるにしても
　　　　　　実家に近いほうがいいと思ったからです。

こうちゃん：家を建てるまでに、
　　　　　　ハウスメーカーなどのモデルハウスを
　　　　　　いろいろ見学されたみたいですが
　　　　　　感想を聞かせてください？

Ｈ様　　　：いろいろ見て
　　　　　　あまりハウスメーカー同士の差が
　　　　　　わかりにくかった。
　　　　　　見学に行って、
　　　　　　この柱は桧ですねとか専門的な質問をしたら、
　　　　　　案内人が目つきが変わって、
　　　　　　お客さん良く知っていますねと、
　　　　　　このメーカーの特色を詳しく説明してくれたのは
　　　　　　勉強になった。
　　　　　　ただ、
　　　　　　営業の人に
　　　　　　最初から間取りが完成した図面を見せられても
　　　　　　あまり実感がわかなかった。

　　　　　　同時期に知り合いがハウスメーカーで
　　　　　　建てていて、
　　　　　　いろいろな話を聞いた。
　　　　　　みんな余り建築現場に行っていなくて、
　　　　　　奥さんだけ行って、だんなさんはほとんど見に行っていない人が多かった。
　　　　　　僕は最初から現場を見に行って、職人さん方と話できたり、
　　　　　　大工さんやクロス張りなどの職人技を見ることができたのは良かった。

　

　　　　　
　　　　　　いろいろ家づくりの過程を見ることができたのが家への
　　　　　　愛着のひとつになっているのではないかと思う。

　　　　　　建てている場所が親の家の近くということもあって、
　　　　　　僕が家を見てなくても、親戚の人や知り合いが親に現場が
　　　　　　進んでいる状況を話してくれて、どのように進んでいるか
　　　　　　知れてよかったし、
　　　　　　みんな気にして見てくれてるんやなとうれしかった。

　　　　　　家を建てるにあたって、
　　　　　　設計図から家の完成まで
　　　　　　すべてにかかわることができたのが
　　　　　　良かった。

　　　　　　クロス張りの職人と畳職人と瓦で表札を造ってくれた人が
　　　　　　友人でいろいろアドバイスをくれたりした。

こうちゃん：こだわりの場所はどこですか？

Ｈ様　　　：和室でクロス職人の友達が壁に和紙を貼らんかと言ってくれた。
　　　　　　それに負けまいと畳職人の友達が
　　　　　　和紙の畳表を進めてくれたのと敷き方も
　　　　　　アドバイスしてくれて良かった。　
　　　　　　だから和室がこだわりの部屋です。

　
　　　　　　和室が一番居心地がいい。

こうちゃん：この家に住んでみての感想を教えてください。

Ｈ様　　　：愛着がある。
　　　　　　人から良い家やねといってくれることが多い。
　　　　　　友人が遊びにやってきて、
　　　　　　部屋の雰囲気がいいとか、
　　　　　　部屋が広く見えるなど評価が高いので
　　　　　 客観的にも良い家だと思う。

　　　　　　僕は2階に2帖の広さの書斎が気に入っている。　　　　　　　
　　　　 仕事したり、
　　　　　　勉強したりするのに座ったまま
　　　　　　本棚から資料取れたり出来るのでいい。

　　　　　　知り合いの人が散歩していて、
　　　　　　家の配置とか庭との
　　　　　　バランスが良いと言ってくれる。

　　　　　　
　　　　　　この家に帰ってくるのが楽しい。
　　　　　　ホームパーティーすることも多い友達が
　　　　　　バーベキューセットを持っているから
　　　　　　庭でしようとよく言われるが、
　　　　　　散歩をしている人が多いので、
　　　　　　目立つからしない。
　　　　　　ホームパーティーをしていて、
　　　　　　友人たちから落ち着けて良いなと言ってくれる。

こうちゃん：実際に住んでみて、
　　　　　　もっとこうすればよかったと思われるところは、
　　　　　　ありますか？

Ｈ様　　　：特に、
　　　　　　今のところはないと思う。

こうちゃん：これから家を建てる人への
　　　　　　アドバイスがあればお願いします。

Ｈ様　　　：・ハウスメーカー、
　　　　　　　工務店、
　　　　　　　大工さんにかかわらず、
　　　　　　　話をすること、
　　　　　　　内容はどんなことでもいい。

　　　　　　・職人さんとも話をする｡
　　　　　　　内容はどんなことをしているとか、
　　　　　　　家のことでわからないことなど、
　　　　　　　監督さんとか設計士さんと話をするときは、
　　　　　　　前もって聞きたいことをメモするのがいい｡

　　　　　　・話をすることによって
　　　　　　　コミュニケーションをとる
　　　　　　　そのことでお金だけの関係だけでなく、
　　　　　　　人間関係が良くなり工事が
　　　　　　　スムーズに進むと思う。

　　　　　　・現場がどうなっているか良く見る。

　　　　　　・職人さんに話しかけるのは難しいと思うけど、
　　　　　　　職人さんからはあいさつぐらいでなかなか
　　　　　　　話しかけてこないので、
　　　　　　　積極的にしていたら仲良くなって、
　　　　　　　職人さんから話しかけてくるようになると思う。

　　　　　　・現場を良く見ていたら、
　　　　　　　図面の絵が
　　　　　　　実際に一致しているのが
　　　　　　　わかるようになる。

　　　　　　・現場に来るたびに
　　　　　　　進んでいるのが
　　　　　　　わかってよかった。

　　　　　　・工事中は楽しいし、
　　　　　　　面白かった。
　　　　　　　工事が終わって
　　　　　　　もう終わりなのかと
　　　　　　　寂しくなったけど、
　　　　　　　その半面
　　　　　　　もう住めるのだなあと
　　　　　　　うれしくなった。

こうちゃん：ありがとうございます。
　　　　　　今から子育てや生活していく中で
　　　　　　家をどう使うか考えて頂いて
　　　　　　よりよく暮らしてほしいと思います、
　　　　　　例えば、
　　　　　　子供部屋は一室で扉が2枚ついているので、
　　　　　　子供が小さいときはベットは
　　　　　　隣同士で仲良く寝たりし、　　
　　　　　　大きくなってプライバシーが欲しくなったら　
　　　　　　二部屋に分けて使うのも
　　　　　　良いと思います。
　　　　　　子供たちが巣立っていったときは
　　　　　　夫婦の寝室に使っても良いと思います。

　　　　　　いろいろ　
　　　　　　みんなで考えて
　　　　　　有意義な時間をすごして
　　　　　　欲しいと思います。

　　　　　　今日はありがとうございました。

2010年09月10日